国連専門家、イスラエルがガザ「殲滅」と非難 学校や宗教施設への攻撃で
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【6月11日 AFP】独立した国連(UN)委員会は10日、イスラエルによるガザ地区の学校、宗教施設、文化施設への攻撃は戦争犯罪に相当し、パレスチナ人の生活を「抹消」しようとする試みであると述べた。
国連パレスチナ占領地域独立国際調査委員会は報告書で、「イスラエルはガザ地区の教育システムを抹消し、ガザ地区の宗教施設と文化施設の半数以上を破壊した」と述べた。
イスラエルは南アフリカのナビ・ピレイ判事率いる委員会を「人権理事会の本質的に偏った政治的なメカニズム」として拒否し、報告書を「ガザ戦争に関する架空の物語を推進するための新たな試み」と述べた。
3人で構成される委員会は、イスラエル軍が「民間人への攻撃を指示し、教育施設への攻撃で故意に殺害を行うなど、戦争犯罪を犯した」と非難。
「学校や宗教施設に避難している民間人を殺害することで、イスラエルの治安部隊は人道に対する犯罪である殲滅(せんめつ)行為を犯した」と述べた。(c)AFP