【6月11日 AFP】ガザ民間防衛機関は、10日にイスラエル軍が食糧配給所に入ろうとする人々に発砲し、15人が死亡したと発表した。一方、イスラエル軍は「警告射撃」を行ったと述べた。

5月27日にガザ人道財団(GHF)がパレスチナ自治区ガザ地区で援助配給場所を初めて開設して以来、致命的な事件が相次いでおり、イスラエルは人道状況に対する国際的な抗議の高まりに直面している。

ガザ民間防衛機関のマフムード・バッサル報道官はAFPに対し、10日午前6時か7時に、ガザ中部のGHF配給所に入るのを待っていた人々に対してイスラエル軍の複数のクアドコプターが発砲し、12人が死亡したと述べた。

バッサル氏はまた、10日午前2時30分から午前5時の間に、同じ配給所に入るのを待っていた3人が、ワディ・ガザ北部でイスラエル軍の攻撃により死亡したと述べた。

イスラエル軍は声明で「警告射撃は援助配給所の開所時間前に、数百メートル離れた場所で、部隊に脅威を与えた容疑者に向けて行われた」と述べた。(c)AFP