【5月27日 AFP】タイ政府は26日、2028年までにフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のレース開催を目指す計画を明らかにした。前週行われたモナコGPでは、タイのペートンタン・シナワトラ首相とF1のステファノ・ドメニカーリ最高経営責任者(CEO)が会談していた。

政府報道官によると、レースの招致計画と実現可能性に関する提案が、6月4日に内閣に提出される予定だという。

タイGPは、首都バンコクでの市街地レースとして開催される可能性が高く、計画は1年以上にわたって本格的に議論されている。

タイ政府は「持続可能な」レースの実現を掲げており、報道官はGPによってタイに60億ドル(約8600億円)の経済効果をもたらす可能性があると述べた。

ペートンタン首相は、モナコGPを含め複数回にわたってドメニカーリ氏と協議を重ね、プロジェクトの推進を図っている。

現在、F1のスケジュールの大半は数年先まで開催地が決定しているものの、今後空きが出る見込みもあり、ドメニカーリ氏はタイが開催候補になり得ると示唆している。

東南アジアで現在開催されているF1レースはシンガポールGPのみとなっている。(c)AFP