【6月17日 AFP】イスラエル軍は16日、イランの地対地ミサイル発射装置の3分の1を破壊したと発表した。

イスラエル軍報道官を務めるエフィー・デフリン准将は声明で、イスラエルが13日にイランに対する軍事作戦を開始して以来、「イラン政権のミサイル発射装置の3分の1に当たる120基以上が破壊した」と述べた。

さらに、一晩で約50機の戦闘機と航空機を投入して「ミサイル貯蔵施設と、イスラエルに向けて発射準備が整っていた地対地ミサイル発射装置を特定・攻撃した」と付け加えた。

イスラエル軍によると、ミサイル発射施設が集中するイラン中部で、発射準備中の地対地ミサイル20基以上を破壊した事例もあった。

デフリン氏は記者会見で、イスラエルが現在「(イランの首都)テヘラン上空の制空権を完全に確立した」と述べた。

イランは16日、イスラエルによるイラン奥地への攻撃を受け、イスラエルの都市へのミサイル攻撃を開始した。

匿名を条件に取材に応じたイスラエル軍関係者は、イランのミサイル基地を攻撃にしたおかげで同国から飛来する「ミサイルの数が半減」し、「50発未満」に抑えられたと述べた。(c)AFP