【6月16日 AFP】イスラエルは15日、イラン全土にわたる激しい攻撃を開始し、イランもミサイルで反撃した。両国はさらなる攻撃を警告しており、交戦は激化しているようだ。

イスラエル軍は、空軍がイラン東端のマシャド空港を攻撃したと発表した。標的は「イスラエルから約2300キロ離れている」として、13日以来の攻撃の中で最長距離のものとなったと述べた。

国営イラン通信(IRNA)は、イスラエルの攻撃でイラン革命防衛隊の情報部長、モハンマド・カゼミと他の2人の将校が死亡したと報じた。

イスラエル当局は15日、イランの夜間のミサイル攻撃で少なくとも10人が死亡し、13日にイランが報復攻撃を開始して以来、イスラエルでの死者数が13人に達したと発表した。

一方、イラン保健省は、13日以来のイスラエルの攻撃で少なくとも224人が死亡し、1200人以上が負傷したと報告した。

こうした中、米国政府高官は15日、ドナルド・トランプ大統領がイスラエルに対し、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師の暗殺計画を撤回するよう指示したと述べた。(c)AFP