リバプール、クラブ史上最高額でビルツとの契約に合意 報道
このニュースをシェア

【6月14日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグの王者リバプールが、クラブ史上最高額となる最大1億1600万ポンド(約226億円)の移籍金でドイツ・ブンデスリーガ1部のバイヤー・レバークーゼンでプレーするMFフロリアン・ビルツの獲得に合意したと、13日に複数メディアで報じられた。
英メディアによると、リバプールが最初に支払うのはクラブ史上最高額を優に超える1億ポンド(約195億円)で、さらにパフォーマンスに応じたボーナスを満たせば英国史上最高額となる可能性がある。ドイツの報道では、移籍金は1億5000万ユーロ(約249億円)に達する可能性があるとも伝えられている。
リバプールがドイツ代表のビルツに費やす総額は、2023年にチェルシーがMFモイセス・カイセドを獲得するためにブライトンに支払うことに合意した1億1500万ポンド(約224億円)を上回る可能性がある。このときの移籍金は1億ポンドで、1500万ポンド(29億円)のボーナスが付帯していた。
リバプールは2022年に当時のクラブ史上最高額となる8500万ポンド(約166億万円)でFWダルウィン・ヌニェスとの契約にサインしたが、ボーナス条項を満たさなかったため全額は支払われていない。
ビルツについては、現役時代にリバプールのMFとして活躍し、レバークーゼンの前監督であるシャビ・アロンソ氏が「世界最高の一人」と称賛している。アロンソ氏は先日、スペイン1部リーグのレアル・マドリードの新監督に就任した。
イングランドのトップリーグで歴代最多に並ぶ20回目の優勝を果たしたリバプールは、アルネ・スロット監督の1年目となった2024-25シーズンの移籍市場では資金に余裕を持たせていた中で、今回はチームの強化に向けて大金を投じている。ビルツのレバークーゼン時代のチームメイトであるジェレミー・フリンポンがすでに加入しており、ボーンマスの左SBミロシュ・ケルケズとの契約交渉も進展しているという。(c)AFP