ウクライナが世界柔道ボイコット ベラルーシ旗復帰に反発
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【6月13日 AFP】ハンガリー・ブダペストで13日に開幕する柔道の世界選手権に、ロシアによるウクライナ侵攻以降では初めてベラルーシの選手が自国旗の下で出場することになり、その抗議としてウクライナは大会のボイコットを決定した。
2022年2月の侵攻開始以降、ロシアとベラルーシの選手は自国旗を掲げての大会参加を禁止されていたが、今大会の男子90キロ級にはベラルーシ勢のアレクサンドル・シドリクとヤオル・ワラパエウの2選手がエントリーしている。
ウクライナ柔道連盟(UJF)によると、国際柔道連盟(IJF)の理事会が5月中旬に決定を下し、6月1日からベラルーシの選手が自国旗の下で大会に出場することを認めたという。
国際オリンピック委員会(IOC)が承認する国際競技連盟の中で、ベラルーシの復帰を正式に認めたのは、IJFが最初となった。
IOCは2023年3月、ロシアおよびベラルーシのパスポートを持つ選手について、厳格な中立条件の下で大会参加を容認するよう各競技団体に勧告。一方で、団体種目への出場は禁止を維持している。(c)AFP