【6月6日 AFP】24-25NBAファイナル（7回戦制）は5日、米オクラホマ州オクラホマシティで開幕し、インディアナ・ペイサーズは、タイリース・ハリバートンが試合終了間際に決勝シュートを沈め、111-110でオクラホマシティ・サンダーに逆転勝利を収めた。

ペイサーズは第4クオーター残り9分42秒の時点で15点差を追いかけていたが、そこから14-2の猛攻を見せると、残り0.3秒でハリバートンがリングまで約6.4メートルの距離からジャンプシュートを沈め、最後にこの試合で初めてリードを奪った。

ハリバートンはこの日14得点、10リバウンドを記録。パスカル・シアカムがチーム最多の19得点、ベンチスタートのオビ・トッピンが17得点、マイルズ・ターナーが15得点、アンドリュー・ネムハードが14得点を挙げた。

ペイサーズはこの試合で24本のターンオーバーを犯し、今季の最優秀選手（MVP）に選出されたサンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーには38得点を許したが、それを乗り越えて先勝した。

この日の劇的な勝利は、イースタンカンファレンス決勝の第1戦をほうふつとさせる内容だった。そのときもハリバートンがブザービーターの同点シュートを決め、試合を延長戦に持ち込んだ末に、ニューヨーク・ニックスに逆転勝ちしている。

ペイサーズは球団創設から58年目で初のNBA優勝を目指す。一方、シアトル・スーパーソニックス時代の1979年に優勝を果たしているサンダーは、2008年のオクラホマシティ移転以降では初の王座獲得を狙っている。(c)AFP