人気観光地イビサ島、観光客の車両流入を制限
このニュースをシェア
【6月2日 AFP】地中海に浮かぶ人気観光地のスペイン・イビサ島が、1日から観光客の車やキャンピングカーの流入を制限する措置を開始した。
地元紙によると、6月1日から9月30日まで、非居住者が使用する車両は1日2万台に制限される。うち1万6000台は島内のレンタカーで、残りの枠はフェリーで渡航する私有車に割り当てられる。ただし、私有車には事前許可が必要とされる。
またキャンピングカーはキャンプ場の予約を証明する必要があり、自由な駐車は許されない。
一方、バイクは夏季制限の対象外となる。
イビサ島政府トップのビセント・マリ氏は現地紙に対し、「島の持続可能性を確保する」ための措置だと説明した。
人口15万人のイビサ島は、近隣のフォルメンテラ島とともに年間約360万人の観光客を受け入れている。
統計によると、島内の道路を走る車両の数は2002年の5万1000台から、2022年には20万7000台と、過去20年間で4倍に増加している。(c)AFP