【5月28日 AFP】ノルウェーの海に面した住宅の間近で座礁して世界中で話題となっていたコンテナ船「NCLサルテン」が27日、海上に戻された。

ノルウェー警察によると、座礁時には30代のウクライナ人船員が見張りをしていたが、眠り込んでしまったと話しているという。警察はこの船員を「過失航行」の疑いで起訴した。

「NCLサルテン」は22日の夜明けごろ、ヨハン・ヘルベルグさんの木造住宅から数メートルの地点に乗り上げた。

ヘルベルグさんは「あいさつできてよかったが、今はさようならを言う時だ」と、公共放送NRKに語った。

作業に当たった会社の社長はAFPに対し、積載されていたコンテナは船首を軽くするために取り除かれた一部を除いて、まだ船上にあり、この日の夕方に降ろされる予定だと話した。陸地からの引き離し作業は30分で終わったという。(c)AFP