ITF事務局長 中国の技術進歩は交通システムのレジリエンス強化の鍵だと指摘
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【5月29日 CGTN Japanese】国際交通フォーラム(ITF)2025年サミットがこのほどドイツのライプチヒで開催されました。今回のテーマは「グローバルショックに対する交通のレジリエンス」で、ITFの金永泰(キム・ヨンテ)事務局長は中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に応じて、「世界の不確実性が新たな常態化になる中、政策の系統性、先見性、技術駆動は交通システムのレジリエンス強化の鍵だ」と指摘しました。金事務局長はまた、中国の交通分野における政策の連続性と科学技術の革新について、「国際交通の持続可能な発展に有益な参考を提供した」と高く評価しました。
金事務局長は「中国は『一帯一路』の共同建設など、一貫した政策を維持しており、複数の国と長期的な協議を進めている。このような数年ないし数十年にわたる努力は、システム全体をより強固にし、レジリエンスを高めることができる」と語りました。
交通のデジタル化とインテリジェント化について、金事務局長は、サイバー攻撃などの新たなリスクに対応するために、技術的な手段で交通システムの防御能力を強化しなければならないとみています。また、中国の技術進歩は、政府の支持に加えて学術界や企業からの協力もあり、業界と社会全体の顕著な優位性を見せていると示しました。
さらに、世界が低炭素・デジタル化・グリーンの持続可能な発展の道を共に歩む上で、交通システムのレジリエンス向上は戦略的な選択であり、中国がITFメンバーとして、ますます重要な役割を果たすことに期待を寄せました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News